管理人ぽんすけがボケ防止のために時々更新するかもしれない、趣味の備忘録。ときどき猫が登場します。


by jijichan2004
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カテゴリ:読書( 28 )

永遠の仔

b0048571_23591469.jpg以前テレビドラマで見てました。主役のキャスト(中谷美紀、渡部篤郎、椎名桔平・・そしてその子役たちも)が素晴らしく、イメージが鮮明に焼き付いています。ただ、毎回見ていたはずなのに、何故か最後どうなったのかがどうしても思い出せなくて、ずっと気になってて・・古本屋で105円になるのをひたすら待っていました(気の長い人だ)。しかも、前半は文庫本、後半は文庫は在庫がなかったため、単行本という中途半端なことに。まぁいいか。

小児精神科のある双海病院での入院時代と、現在を交互に話は進んでいきます。親に虐待を受けたジラフ、モウル、優希・・ある共有の秘密を持ちながら、それぞれ退院して別れます・・そして、大人になってから偶然(必然)再会・・とてもつらいお話ではあるのですが、最後は”救われた”のでしょうか・・
私はもう最後の50ページほどは、泣けて泣けてしょうがなかったのですが、それはきっとドラマで見たモウル(渡部篤郎)のせつない演技を頭の中で再生しているからなのでしょうね・・それを差し引いても、哀しすぎる・・・それぞれが哀しい・・哀しすぎる・・

それでも、最後わずかな希望が・・・。あれは”救い”なのかな・・
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by jijichan2004 | 2008-07-20 00:59 | 読書

再読 模倣犯 上 下

b0048571_8255269.jpgb0048571_826186.jpg












久しぶりに「模倣犯」が読みたくなって、職場のAさんに再び借りて読み返した(買えよ)。分厚い単行本、上下巻。これは読み応えがある。久しぶりなのですっかり忘れていた・・忘れていたけど読んでるとあぁそうそうと思い出す。数年前、原作を読んだ後にみた映画版の印象が強く残っていたのが悔しい(汗)あれはひどかった・・・ひどかったのにそのキャストでイメージしてしまうのがさらに悔しい。
それにしても、よくこんなに書けるなぁ・・と今さらながら感心しますなぁ。「理由」もそうだけど、登場人物がほんとにきちんと描かれていて・・物語の途中、ちらっと触れられたなんでもない登場人物かと思いきや最後でからんでくる・・・とか。人物の背景・・どんな原作付きの映画化でもそうなんだろうけど、背景まで映像で描くのは難しい・・。栗橋浩美の背景。高井和明の背景。作者宮部みゆきが愛情をこめて描いたであろう、細かな人物描写は映画ではいっさい語られていなかった・・・。ピースのその場限りの稚拙な嘘、欠点を指摘されると停止する思考・・・。それこそがピースを追いつめる鍵だったのに・・・

そうまで嫌いながらも、もう一度映画版を見たくなってしまう・・・いやだいやだ。そうしてまたムカつくのだ、間違いなく。

フリーライターの前畑滋子のその後「楽園」というのが出てたんですね・・・知らなかった・・。読みたいなぁ・・・また古本屋で105円になるのをひたすら待ちますか・・・(せこい)
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by jijichan2004 | 2008-07-13 08:49 | 読書

姑獲鳥の夏 

b0048571_22391553.jpg京極夏彦は、今まで敬遠してました。長いし、現代物じゃないし・・・勝手に苦手なものとしていました。ところが、職場のKちゃんが貸してくださったので、ほんの少し読んでダメなら返そうと思って読み始めてみたところ・・・・面白い!京極堂はもちろん、やたらと気絶する関口君のキャラが!そして榎木津に木場シュウ、なんでデビュー作なのにこんなにキャラが個性的で面白いの!?
それさえ乗り切ればと脅かされていた京極堂の「うんちく」さえも面白く。憑き物だとか、見えるはずのものが見えないだとか、多重人格だとか、ホルマリン漬けだとか、そのへんのおどろおどろしさより、とにかく個性的な登場人物達にすっかりハマってしまいました。
私は陰陽師姿のかっこええ京極堂の映像が早く見たくて、読み終わった今日、さっそくTSUTAYAで映画のDVDを借りて帰りました。楽しみ、楽しみ~
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by jijichan2004 | 2008-06-12 22:52 | 読書
b0048571_2242865.jpg放送終了してかなりたってしまいましたが、遅ればせながら「鹿男あをによし」の原作を読みました。(貸してくださった某rちゃん、ありがとうございました)藤原君が男性だったことや、鹿がポッキーが大好きだったことや、重さんの落語好きや、デジタルカメラの件や、ドラマ版とは違っていたり、触れられてなかったり、逆にドラマオリジナルエピソード(大和杯プレートの修理をめぐっての顛末とか)だったんだなぁと気付いたり・・
けど、かなり忠実にドラマ化していたんだなぁ(台詞とかも)と驚きました。堀田の「マイ鹿です」も忠実に再現していたとは!!非常に読みやすいし、なかなか面白いファンタジーでした。「鴨川ホルモー」ってどんなお話なんだろう、機会があれば読んでみようっと。

最終回の、チューは、やはり原作通り、堀田だけの方がよかったと今さらながら思うなぁ・・藤原君を女性にしたがためにそうせざるをえなかったかもしれないけど・・

原作読み終えたらまた奈良に行きたくなってきた。これから暑くなるからやはり秋か・・・ポッキー持って・・
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by jijichan2004 | 2008-05-27 22:59 | 読書

「理由」 宮部みゆき

b0048571_23265283.jpgようやく、宮部みゆきの「理由」を読むことが出来た。というのもケチな私は、文庫本が古本屋で105円になるのを足かけ何年も待っていたから・・・(大汗)
久しぶりに読んだ宮部みゆきは、読み応えありました・・。超能力モノでも、捕り物でも、ファンタジーモノでも、猟奇殺人でもなく、この「理由」は、ルポ形式で事件が読む側にだんだんと解明されていくというものでした。ルポ形式(ときにインタビュー形式)をとっているにもかかわらず、家族、親子、兄弟、嫁姑、競売、占有屋・・・等々相変わらずの細かい描写、伏線、プロット。ものすごい多い登場人物なのに、ちゃんと生きてるんですよ・・人物が。

荒川区にそびえる、高層マンションヴァンダール千住北、ウエストタワーが事件の現場。2025室で当初一家4人(一人は転落死)とみられた死体が発見された。しかし・・死体はそこに住んでいるはずの住人ではなく、身元が分からない・・・。一体殺されたのは誰で、殺したのは誰で、本来そこに住んでいるはずの家族はどこへ?・・・何故殺したか、何故殺されなければならなかったのか・・その「理由」は?

ミステリーではあるのだろうけど、描かれている様々な家族や人間ドラマが印象に残る。
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by jijichan2004 | 2008-05-14 00:08 | 読書

天使の囀り

b0048571_047654.jpg貴志祐介といえば、なんといっても「黒い家」でしょう。あれはめちゃめちゃ恐かった。(映画はひどかったけど)しかも現実ありえなくもないお話。その「黒い家」以降の「クリムゾンの迷宮」だとか、「青の炎」だとか、「十三人目の人格ISORA」・・・どれも、期待はずれでそれは「黒い家」があまりにも凄かったからしかたのないことかもしれないけど・・・。で、この度Aさんが貸してくれた「天使の囀り」は久々、ホラー!!って感じ。しかもぐちゃぐちゃドロドログログロ・・・専門用語を駆使しつつ、現代の病んだ社会や人間達を描写しつつも、あまりにも現実離れな展開なので、そういった点では恐くない。でもなかなか面白かったっす。
ちなみに、私は幼少の頃見たカマキリの線虫がいつまでも忘れられません・・・
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by jijichan2004 | 2008-02-18 01:05 | 読書
b0048571_6495043.jpg岩井志麻子って全然読んだことなかったんだけど、少し前にAさんが興味本位で買ったらしい「ぼっけえ、きょうてえ」の文庫本がまわってきて・・・気が進まないまま読んでみたら・・・ハマってしまった・・・。表題のホラー大賞受賞作より、むしろ残りの短編に・・・(せつなくて哀しい。)
そんなわけで、ブックオフ(せこい・・しかも105円)で「黒焦げ美人」を見つけたのだ。舞台は岡山の明治から大正にかけて・・家計を助けるために、金持ちの妾となっていた姉が殺され、家ごと焼かれる・・・顛末が妹の視点で、ひたすら岡山弁でつづられる。
なんかねぇ、私が女だから面白いのかなぁ・・・きっと。

しかも、岡山弁だし。(じゃあけど、ぼっけぇなんてつこうたことねぇで)
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by jijichan2004 | 2007-07-14 07:08 | 読書

OUT 

b0048571_0203373.jpgお風呂で読書シリーズ。先日読み終えたのは桐野夏生の「OUT」。数年前、田中美佐子主演のドラマを見て以来、原作を読みたいとは思っていたけど、こんなに月日はたってしまった。その間、映画版のDVD借りて見たけど、やっぱり雅子さん役は田中美佐子以外に考えられない・・・それほどまでにハマってたと思う(ヨシエ役の渡辺えり子も)。でも、ドラマの結末がどうしても当時気に入らなくて・・・。それから飯島直子の女刑事がドラマオリジナルで登場してたんでした。

とにかく、雅子と佐竹と宮森カズオなのだ。こわれている雅子と佐竹と、異国の地で抑圧されてそれでも自分に対する試練だと耐えている日系ブラジル人の宮森カズオ。
これがきっちり描かれてないとダメなのだ。

数年たってようやくわけがわからなかったドラマ版のラストの南米風イメージシーンの意味がわかった。原作読まなきゃ、安っぽいあのイメージシーンは余計だとしか思えなかった。

しかし、原作の壮絶なクライマックスは、とても映像は無理(少なくともテレビでは絶対放送できない)
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by jijichan2004 | 2007-01-24 00:22 | 読書

砂の器

b0048571_23455837.jpgお風呂の中で毎日ちょっとずつ読みました。後半、続きが気になって出るに出れず、(1時間以上お風呂に入ってた日も)汗だらだら流しながら読書の日々。面白かった。いろんな意味で。

まず、映画や最近の中居君ドラマ版の叙情的で感動的、盛り上がり等は期待してはいけません。ものすごく淡々としています。よくこの小説からあのような感動的作品が出来たなぁと感心します。もうびっくりするほど。わかってはいたけど古い。だって書かれたのが昭和30年代。三輪モーターだとか・・・共同トイレのアパートだとか・・・。和賀の現在の年齢を計算したらうちの父よりもっと上だということに愕然。最初の殺人はともかく、第二第三の殺人のトリックに唖然。そんなのありですか・・・。結構トンデモなトリックです。和賀英良がそもそも加藤剛や中居君が演じたようなピアニストではありません。音楽家には変わらないけど・・前衛的音楽というか電子音楽?従って映画やドラマで出てくるようなピアノ協奏曲「宿命」は存在しません・・
あの親子が和賀の奏でる「宿命」をバックに放浪の旅を続ける回想シーン。あの美しいシーンをこの小説から膨らましたんだからすごいなぁ。だって小説にはほんの数行記述があるだけなのだから。しかも、この親子は日本中を遍路姿で巡礼したのだろうという今西刑事の想像にすぎないわけだし。映画における、和賀(本浦秀夫)のお父さんが実は生きていて、今西刑事が和賀の写真を見せ、この人を知っていますか?と病床で尋ねるシーン。自分との関わりを世間に知られたら秀夫の未来が断たれてしまうという思いで「知らない」といいはるなんとも切ない感動的なシーン。あれも映画で膨らませたものだったんですね・・(小説ではすでに死亡している)

それから、途中まで小説は犯人が違うのかな・・・と思わせるような関川の描かれ方も面白かった。
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by jijichan2004 | 2006-12-06 00:29 | 読書

博士の愛した数式

b0048571_2337796.jpg元数学者、交通事故で脳に障害が残り、80分しか記憶が持たなくなってしまった「博士」と、家政婦さんである「私」そしてその息子の「ルート」の3人が織りなす、この異常ともいえる状況の中での淡々とした日常が描かれます。そして当然ながら数学、素数だの三角数だのちんぷんかんぷんな数にまつわるエピソードがふんだんに出てきます。しかしそれ同等、もしかしたらそれ以上に物語に深く関わってくるのは江夏豊であり阪神タイガースです。

博士に江夏豊がもうとうの昔に引退していることを知らない。新庄や亀山が大活躍している「現在」でも、今日は江夏は投げないのか・・・と。たった一度きり3人で観に行った阪神の公式戦。あの地方球場は岡山県営球場に違いない!今にも壊れそうな客席のベンチ・・絶対そうだ。そしてラスト近くに登場する、1992年、日付をまたがってのヤクルト戦延長15回引き分けの試合。あの試合は私もラジオでずっと聴いていた。八木の幻のホームラン!あの時間を、この物語の登場人物たちと共有できていることが、さらに読後、じわじわとしみじみとあぁいいものを読んだなぁと思うのだった。もうひとつ、「未亡人」がいいです。

映画版見たい。当時の阪神タイガースはどう描かれているのだろうか・・・服じゅうメモだらけの博士が見たい。
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by jijichan2004 | 2006-10-31 00:14 | 読書