管理人ぽんすけがボケ防止のために時々更新するかもしれない、趣味の備忘録。ときどき猫が登場します。


by jijichan2004
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SE・M・PO ~日本のシンドラー 杉原千畝物語~

2008年5月6日(火) 新神戸オリエンタル劇場 13時開演

「知らない人は何とでも言う。知ってる人は何も言わない・・・」劇中、沢木順扮するカイムが言う台詞が胸にずしりと突き刺さります。アメリカの酒場・・どのような経緯でかアメリカへと渡った年老いたカイムが、千畝のした行為のことを「どうせユダヤ人から金をもらったんだろう」と他の客に揶揄されそれに答える台詞です・・・。物語は、このカイムの回想という形で始まります・・・・。

「SEMPO」とは、ユダヤ人たちに千畝という発音が難しいため、ほかの読み方「センポ」と呼ばせたということらしいです。千畝役の吉川晃司は、ほぼ、机の前で座っているか、簡素なセットの壇上で立っているかでほとんど動きは封じられています。台詞も割と淡々とゆっくりとした口調です。動きや派手さを封じられたがゆえに、ますます千畝の感情、心の葛藤だとかが伝わってきます。第二幕は、もうずっとひたすら泣いていたんですが(まさに滂沱の涙)、残された時間の中で一枚でも多くのビザを発給しようとたった一人で、サインを書き殴り、スタンプを何カ所も押し昼も夜も・・・明くる日も明くる日も・・・ビザを求める行列は終わらない・・・吉川千畝の唯一激しい動きのシーンがもうたまらなかったです。吉川くんすごいです!

ドイツ、ソ連、日本の三国を女性ダンサーに擬人化してみたり、うん?という演出もあったりしたのですが(ちょっと浮いてた)わかりやすくしたかったのかな・・・。

初めての新神戸オリエンタル劇場でした。こぢんまりとしてるけど、いい劇場です。3階席の一番後ろの席だったのに、舞台が近い!多少、舞台の上が見切れたけど、許容範囲でした。こんな近くにいい劇場があったんですなぁ・・・
生オケなのもすごく嬉しかったなぁ・・・日頃、四季のテープ・・に慣れてしまっているので・・

それにしても、あまりにも重い歴史の前に、圧倒されます。日本より海外で有名な日本人、杉原千畝のことを描いたこのミュージカルがもっともっと上演されることを祈っています。(もう明日で千秋楽ですが・・・)


余談・・・
私にとって吉川くんは、上條淳士のコミック「To-y」の哀川陽司でして。愛すべきキャラなのです。自分をかっこいいと思っているひたすら不器用なキャラ。最近やっと吉川くんがそれにはまってきてうれしい。やっと見つけたか・・・。いやしかし、このミュージカルの静かな、光と影の”影”を演じきった吉川くんに私は心から拍手を送りたいです!
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by jijichan2004 | 2008-05-08 00:30 | ミュージカル・お芝居