エビータ
2007年 11月 23日
2007年11月20日(火) 18:30 倉敷市民会館
エビータ 井上智恵
チェ 金田俊秀
ペロン 渋谷智也
マガルディ 内田圭
ミストレス 久居史子
久しぶり(前回観たのは、ちょうど10年前でした)のエビータです。
前回のエビータが全然熱く感じなかったし演出も?な部分があったのでかなり憤慨した記憶があり、今回あまり期待してませんでした。
しかも、もしかして芝チェかも!という(佐野さんがファントムへ行ったらしいから)かすかな期待も会場に置かれているキャスト表には・・・ごらんのキャスト・・・誰ですか・・かなりへこむ。
しかし、はしっことはいえ、5列目という前の席で観たこともあってか、すごく集中して入り込んで観ていました。俳優さんの表情がすごく見える!ミストレスの「スーツケースを抱いて」ですでに私はうるうる。1幕ラストの「ニュー・アルゼンチーナ」で感極まって泣いてしまいました。ある意味、エビータのサクセスストーリーでもあるので、観ていて気持ちいいんです(うまくはまれば)
智恵エビータはさすがに安心して歌が聴けます。ビジュアル面も15歳のときの登場シーンでは、どうしましょうってくらいの野暮ったさだったのが、都会に出て髪も金色になり、どんどん着飾って美しくなっていきます。(ちょっと瀬川瑛子に見えてしまうのが困った)
前回どうしても許せなかった「ニュー・アルゼンチーナ」での群衆が掲げる日本語のプラカード、よかった。さすがにあれはやめてましたねぇ・・・演出で気になったのは、カサ・ロサーダでのエバの演説ってとても重要シーンだと思うのだけど、バルコニーってなくなっちゃったんでしょうか???前からなかった??地方だから?円盤状のお立ち台が下からせり上がっていくだけで、そこでエバが歌う・・・しかも少し不安定そうで時折ぐらついてた。ちょっとあれはなんだかなぁ・・・。そういえばエビータは自由に演出が出来る作品なんでしたっけ。また何年かあとには変わっていくのかなぁ
金田チェは、濃いさは全然ないけど、スラッとかっこいいし、歌もうまいので、許容範囲でした。でもチェは、かなりのインパクトがある人でないと全然存在する意味がない役だと思うのだけど・・・。前回観た芝チェですら、薄いと思ったくらいだから・・・。(私の中でデフォルトが市村チェなので)
マガルディも・・・どこがタンゴシンガーやねん!もっとうんざりするぐらい、濃いくてギラギラしてほしかったなぁ。しかたないかぁ。地方だから・・若手の修行の場ですから(汗)でも、内田くんのすごい汗とツバには好感持てました。
今回の最大の衝撃キャストはなんといっても渋谷ペロンでしょう!ものすごいインパクトでした。こんなのあり?こんなペロンもあり?ひとり独自の世界でしたよ。あの歩き方は演出ですか?ねっとりとねっとりとすり足でこちらへ寄ってくるの!いやぁ~!ペロンがこっちへ来る~!!!こわい~!!みたいな。やたらB作さんに見えて困るし・・・。あれで、歌にもうちょっと力があればなぁ。せっかくのすごい個性が、歌が薄いので半減。あのペロンなら、まだお人形抱いてるような娘も愛人にしてしまうだろうなぁという妙な説得力がありました。最後エバを冷たく見捨てるシーンもよかったです。
と、いうわけで、私は楽しめました。歳をとるとやたら涙もろくなるし、許容範囲も広くなるのでしょうか??
エビータ 井上智恵
チェ 金田俊秀
ペロン 渋谷智也
マガルディ 内田圭
ミストレス 久居史子
久しぶり(前回観たのは、ちょうど10年前でした)のエビータです。
前回のエビータが全然熱く感じなかったし演出も?な部分があったのでかなり憤慨した記憶があり、今回あまり期待してませんでした。
しかも、もしかして芝チェかも!という(佐野さんがファントムへ行ったらしいから)かすかな期待も会場に置かれているキャスト表には・・・ごらんのキャスト・・・誰ですか・・かなりへこむ。
しかし、はしっことはいえ、5列目という前の席で観たこともあってか、すごく集中して入り込んで観ていました。俳優さんの表情がすごく見える!ミストレスの「スーツケースを抱いて」ですでに私はうるうる。1幕ラストの「ニュー・アルゼンチーナ」で感極まって泣いてしまいました。ある意味、エビータのサクセスストーリーでもあるので、観ていて気持ちいいんです(うまくはまれば)
智恵エビータはさすがに安心して歌が聴けます。ビジュアル面も15歳のときの登場シーンでは、どうしましょうってくらいの野暮ったさだったのが、都会に出て髪も金色になり、どんどん着飾って美しくなっていきます。(ちょっと瀬川瑛子に見えてしまうのが困った)
前回どうしても許せなかった「ニュー・アルゼンチーナ」での群衆が掲げる日本語のプラカード、よかった。さすがにあれはやめてましたねぇ・・・演出で気になったのは、カサ・ロサーダでのエバの演説ってとても重要シーンだと思うのだけど、バルコニーってなくなっちゃったんでしょうか???前からなかった??地方だから?円盤状のお立ち台が下からせり上がっていくだけで、そこでエバが歌う・・・しかも少し不安定そうで時折ぐらついてた。ちょっとあれはなんだかなぁ・・・。そういえばエビータは自由に演出が出来る作品なんでしたっけ。また何年かあとには変わっていくのかなぁ
金田チェは、濃いさは全然ないけど、スラッとかっこいいし、歌もうまいので、許容範囲でした。でもチェは、かなりのインパクトがある人でないと全然存在する意味がない役だと思うのだけど・・・。前回観た芝チェですら、薄いと思ったくらいだから・・・。(私の中でデフォルトが市村チェなので)
マガルディも・・・どこがタンゴシンガーやねん!もっとうんざりするぐらい、濃いくてギラギラしてほしかったなぁ。しかたないかぁ。地方だから・・若手の修行の場ですから(汗)でも、内田くんのすごい汗とツバには好感持てました。
今回の最大の衝撃キャストはなんといっても渋谷ペロンでしょう!ものすごいインパクトでした。こんなのあり?こんなペロンもあり?ひとり独自の世界でしたよ。あの歩き方は演出ですか?ねっとりとねっとりとすり足でこちらへ寄ってくるの!いやぁ~!ペロンがこっちへ来る~!!!こわい~!!みたいな。やたらB作さんに見えて困るし・・・。あれで、歌にもうちょっと力があればなぁ。せっかくのすごい個性が、歌が薄いので半減。あのペロンなら、まだお人形抱いてるような娘も愛人にしてしまうだろうなぁという妙な説得力がありました。最後エバを冷たく見捨てるシーンもよかったです。
と、いうわけで、私は楽しめました。歳をとるとやたら涙もろくなるし、許容範囲も広くなるのでしょうか??
by jijichan2004
| 2007-11-23 14:15
| ミュージカル・お芝居