管理人ぽんすけがボケ防止のために時々更新するかもしれない、趣味の備忘録。ときどき猫が登場します。


by jijichan2004
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博士の愛した数式

b0048571_2337796.jpg元数学者、交通事故で脳に障害が残り、80分しか記憶が持たなくなってしまった「博士」と、家政婦さんである「私」そしてその息子の「ルート」の3人が織りなす、この異常ともいえる状況の中での淡々とした日常が描かれます。そして当然ながら数学、素数だの三角数だのちんぷんかんぷんな数にまつわるエピソードがふんだんに出てきます。しかしそれ同等、もしかしたらそれ以上に物語に深く関わってくるのは江夏豊であり阪神タイガースです。

博士に江夏豊がもうとうの昔に引退していることを知らない。新庄や亀山が大活躍している「現在」でも、今日は江夏は投げないのか・・・と。たった一度きり3人で観に行った阪神の公式戦。あの地方球場は岡山県営球場に違いない!今にも壊れそうな客席のベンチ・・絶対そうだ。そしてラスト近くに登場する、1992年、日付をまたがってのヤクルト戦延長15回引き分けの試合。あの試合は私もラジオでずっと聴いていた。八木の幻のホームラン!あの時間を、この物語の登場人物たちと共有できていることが、さらに読後、じわじわとしみじみとあぁいいものを読んだなぁと思うのだった。もうひとつ、「未亡人」がいいです。

映画版見たい。当時の阪神タイガースはどう描かれているのだろうか・・・服じゅうメモだらけの博士が見たい。
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by jijichan2004 | 2006-10-31 00:14 | 読書