管理人ぽんすけがボケ防止のために時々更新するかもしれない、趣味の備忘録。ときどき猫が登場します。


by jijichan2004
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コーラス

b0048571_2212472.jpgフランス映画。タイトルとパッケージから想像するといかにも泣けそうな作品。「天使にラブソングを2」で実際泣けてしまう私なので・・・

しかし、この作品はなんとも実にあっさりとさらりと淡々とした作品で、泣くどころかうるうるすらしなかった・・かといって、この作品の価値が下がるものではなく、見終わってじわじわといい作品やったなぁと思えるのだ。

「池の底」と呼ばれる厳しい寄宿学校の舎監となったのは、かつて音楽を志すものの挫折した過去のあるマチュー先生。
問題児の悪さにおびえながらも、彼らに歌を歌わせることによって徐々に心を開かせる・・飛び抜けた才能を持っていたのは、映画の冒頭、世界的な指揮者となり、ニューヨークでコンサートを開いていたモランジュ。映画はこのモランジュがマチュー先生の養子となったかつての同僚ペピノから渡された先生の日記を読み、回想するという形となっている。
なんといってもモランジュのボーイソプラノの声が素晴らしい。このモランジュに音楽の才能を見いだし、音楽学校に通わせることを母親(モランジュは私生児)に勧めるのだけど、マチュー先生、母親に惚れてしまう・・マチュー先生ははっきり言っておおよそかっこいいにはほど遠い、小太りのツルっぱげのおじさん。絶対に無理である。
母親にふられるのもかっこわるいし、マチュー先生、逆恨みした元生徒の放火の責任を問われ、学校をクビにになってしまう。
学校を去るとき、誰も見送りに来ない・・なんともあっさりだ・・・と思ったら窓からたくさんの紙飛行機が飛んでくる、生徒たちの手紙だ・・しかし数通読んだだけで、満足したのか他の手紙は拾いもせず去っていく・・まぁあっさり。

あっさりといえば、おっさんになったモランジュは、かつての恩師の名前をすっかり失念していたのだ、おいおい。

この映画で一番かわいくて感動的な役割をはたしたのは、ペピノ少年で、コーラスの歌えない彼はマチュー先生の横で机の上にちょこんと座り、助手をつとめるのである。そのちょこんと座った姿がなんともいえない。彼は毎週土曜日に父親が迎えに来ると信じて校門で待つ。次の土曜日、次の土曜日・・

そして、マチュー先生が学校を去るとき、この日は土曜日。
ペピノ少年は一緒に連れて行ってと懇願する。一度はダメだとひとりバスに乗ったマチュー先生。・・・バスが止まる・・にこっとペピノ少年・・・

でもぜったいに、宣伝に偽りありだと思うのだけど・・・すごく淡々としている映画。決してお涙頂戴ではないところがかえって好感がもてる。
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by jijichan2004 | 2006-06-18 02:58 | 映画